社内トーク

社内×親子モノ語り

秋田土建に勤務し続けて、
40年以上のベテラン社員の父親と、15年以上の中堅社員の息子。
会社を支える2人の視点から、土木業や秋田土建、
親子ならではのお互いへの想いやエピソードを語る。

最初の1年、
親父に厳しくして
もらった
おかげで
今の自分がある。

息子/土木部

小林 勇輝(勤続17年)

建設業は地域社会に根ざした、
なくてはならない業種であるのが魅力。

追い抜かれるのは
時間の問題。
これからも色々な
経験を積み、
立派な技術者になってほしい。

父/車両部長

小林 繁夫(勤続48年)

人々が安心安全に暮らせるのは
建設業のおかげ。誇りに思い頑張って!

ベテランの声

様々な条件の中で、
現場を造り上げてきた「土木技術者」の声を紹介します。

苦労して考え、悩み、人と助け合い
造り上げて生まれる達成感。

皆さんこんにちは。入社14年目、38歳の中堅社員(男)で、土木の現場監督を行っています。
以前はゼネコンで働いていましたが、地元で働きたいと思い、入社を決意し現在に至っています。
入社してからの印象ですが、『団結力が非常に強く、仕事に関する姿勢が素晴らしい。』というのが第一印象でした。 今考えると、このことが発注者や地元住民との厚い信頼関係を築けていると同時に長い間、秋田県内の優良企業としてトップクラスに位置している結果だと私は思います。
また近年は、若手の人材確保や新人研修、ICT(Information and Communication Technology)の活用に力を入れております。先を見据え、会社の更なる向上を考え、そして競争に勝ち抜くため社員一丸となり、切磋琢磨しています。最近は、専務を筆頭に若手による食事会等を行い、意見交換の場を設け、意思疎通を図っております。
建設業は決して楽な仕事ではありません。これは、建設業に携わっている誰もが思っているでしょう。しかし、苦労して考え、悩み、人と助け合いながら造り上げた道路・橋・建物が完成した時の達成感があるからこそ、10年、20年・・・50年と働くことができるのだと私は思います。
皆さんも我が社で共に働いてみませんか。

建設業に従事して。
はじめは不安なことでも、
やり遂げたときの感動は忘れられない。

二十数年前、高校3年生であった私は就職先を決める立場にいました。就職先については、工業高校土木課に在籍していたこともあり、担任の先生から当社を勧められたのがきっかけで就職しました。最初、入社した時は建設業というのは道路を造る仕事というイメージしかなかったのですが、実際に施工実績を聞いたところ、道路以外にも橋梁工事・トンネル工事・河川工事等様々な仕事があるのだと内心驚き、一段と興味を抱きました。
入社して最初の数年間は先輩方の補助として、測量や写真業務等の現場管理の基礎及び工事の進め方について学びました。工事の基礎を覚えた頃、土木施工管理技士の資格を取得し、いよいよ現場代理人として工事を任せられました。
最初は不安でいっぱいで、分からない事がたくさんありました。そんな時、先輩から「分からなかったら何でも聞け!」「聞くのは一時の恥・聞かぬは一生の恥」という言葉を教えてもらいました。これは、自分ひとりで悩まず恥ずかしがらずに何でも聞いて、聞かなければ一生知らないまま過ごして恥ずかしい思いをするという言葉でした。そしてその言葉を糧に問題を解決していき、工事を無事に完成させる事ができました。
それから、様々な工事に携わり、新しい道路、新しい橋を造った時は「地図に残る仕事をしたんだ」と初めて実感したのを覚えています。
さて、私がこれまで経験した工事の中でトンネル工事について紹介します。トンネルを造る工事は、極めて少なく秋田県発注工事で北秋田管内では十数年ぶりの工事でありました。トンネル工事の特徴は、トンネルを掘るには通常の道路工事で使用する機械の他に様々なトンネル専用の機械があり、作業員はトンネル工事を主としたプロが従事します。
トンネルを掘っている時は、本当に目的の場所に向かっているのか不安のまま工事を進め、いざ貫通の時。精度が左右の誤差約0cm、高さが2cm以内で貫通させることができ、そんな不安は一掃され感極まりました。あの時のドキドキ感は今でも忘れられません。これも建設工事の醍醐味なのかもしれません。今後、多くの人がこのトンネルを通行する日を楽しみにしています。
最後に、建設業という仕事は、新しい道路を造り古い道路を直して車が通行しやすくしたり、災害対策や復興支援など社会や人々の暮らしに役立っている仕事だという職業だと思います。